27日の日記にもアップした、我がパソコンの写真です。
モニターの両側においてあるのは外付けのスピーカーです。スピーカーについて少しひけらかしを…。
たまご形の外形を持つこのスピーカはTime Domain miniで、スピーカー直径は5センチのシングルコーンのフルレンジです。
ブラウン管TVを使っていた頃、TVの音質の低さに閉口して使い始めました。今はパソコン用になっています。さすがに床を揺るがすオルガンの重低音は出ませんがいい音しています。それぞれの楽器がそれらしい音を誇張なく出しています。お気に入りのタリス・スコラーズ(Tallis Scholars)のルネッサンス音楽なども気持ちよく聴かせてくれます。
このメーカーでは最近このスピーカのチューンアップを始め、評判がいいので私も依頼しました。やってよかった…と思っています。しかし買値よりも高くつきます。もう1セット持っているので、それはどうしようか…と迷っています。
Time Domainとは訳せば時間領域。
会社の数歳年上の物理学博士から説明を受けたことがあります。電磁波をフーリエ変換する時に、周波数領域と時間領域があるのだそうです。彼の開発しているフーリエ変換ESR装置やMNR装置に使われており、彼が特許を出願する時にその内容が私に理解できない特許と明細書が書けなくては困るので講義を受けましたが、詳細はもう忘れました。
スピーカーの開発者の由井啓之氏に依れば、これまでの再生装置は再生周波数範囲を広げることしかやってこなかったが、音の波形を原音通り再生することが必要だ…と云っています。周波数領域では、全周波数の出力の均一化が重要になりますが、時間領域では音の発生から消滅に至る時間的な変化(波形)を正しく再現する忠実性に注目します。
タイムドメイン社のフラグシップ・モデルであるYoshii 9を聴いた『ビル・ゲイツ』に「自宅にある50万ドル(約6千万円)のオーディオシステムより素晴らしい音だ!」と言わせた…と巷でいわれているようです。
我が家のリビング・ルームに置いているスピーカはJBL製のLE8Tで、8インチ(20センチ) シングルコーン フルレンジです。山水のバスレフ形ブックシェルフ箱に入っています。ほぼもう50年使っています。勿論コーンはそんなには保たず、もう2回ほど張り替えています。
次にLE8Tがバテたら、取り替機としてTANNOYのSTIRLINGを狙っていましたが、高価ではあるし我がリビング・ルームには少し大きすぎるので、細い筒形であるYoshii 9にしようか…と考えています。10年程前に京都や東京にある視聴室にお気に入りのCDを持って行って、いい音がすることを確認すみです。オルガンの音で床が振動することはありませんが…。こちらもチューンアップ始めたようなので、当時よりは更によくなっている筈です。
ハテ、LE8Tと私とどちらが先にバテるかな。
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